兵庫県などでつくる「ひょうご安全の日推進県民会議」は、阪神大震災の教訓を生かし、災害に備えるよう訴える「1・17ひょうご安全の日宣言」を発表した。17日に県公館(神戸市中央区)でも読み上げられる。全文は次の通り。
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阪神・淡路大震災から25年が経った 私たちは国内だけでなく 世界の多くの人たちにも この震災の教訓を知ってもらいたい 活かしてもらいたい そのように願って 伝え続けてきた
ボランティア こころのケア 生活再建支援制度 創造的復興を目指す中で 社会を支える新たな「しくみ」も生まれた
今なお災害がやむことはない 昨年6月に山形県沖を震源とする地震が発生し 8月に九州北部豪雨が起こった 9月の台風15号は 風台風となって 長期停電をもたらし 10月の台風19号は 雨台風となって その後の豪雨との連続災害により 広域にわたる氾濫被害と浸水被害を繰り返した ボランティアは不足し きめ細かな生活再建支援が求められている
令和の時代が希望の時代になることを願い 新しい時代を 災害で特徴づけてはいけない 災害を他人事と考えず 正視して対処することが大切だ
震災から四半世紀 若者世代に その記憶はない いまこそ 震災を風化させない取組が必要だ 震災から生まれた「しくみ」を育て 次世代につなぎ 「災害文化」として定着させなければならない 日常防災を豊かにして 安全安心社会に向かうのだ
忘れない 伝える 活かす 備える 阪神・淡路大震災の教訓を 震災の教訓は すべての時代に通じる知恵だから
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース